Q-11:漢方薬を使ってはいけないがんの種類や状態というのはありますか?
飲水や食事が禁止されているときは、もちろん漢方薬を服用することはできません。それ以外は、間違った使い方をしなければ、漢方薬を使ってはいけない状態というものはありません。
間違った使い方とは、体力が低下しているときに、食欲を落としたり下痢を引き起こすような漢方薬を用いたり、熱や炎症が強いときに体を温めたり炎症を増悪させるような薬を用いることです。漢方薬は体の治癒力や全身状態を良くするために用いるものですから、体に合ったものを正しく用いれば、ガンのどのような状態にも漢方薬を用いることができます。
手術で治るガンや抗ガン剤が効きやすいがんであるのに、これらの治療を拒否して漢方治療だけを行うのは正しくありません。このような場合は西洋医学の治療を優先させながら、その副作用の予防や治療効果を高める目的で漢方治療を活用すべきです。
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◯ がんの漢方治療や補完・代替療法に関するご質問やお問い合わせはメール(info@f-gtc.or.jp)でご連絡下さい。全て院長の福田一典がお答えしています。