Q13:漢方薬はどのくらいの期間服用するか?

証が変わらなければ同じ薬を飲んでいてよいのですが、症状が変化しやすいときは新しい証に合わせて処方を次々に変えていかなければなりません。風邪や下痢のように急性の病気の場合には、証に合った処方を早めに飲めばたった1〜2服で完全に治ることもあります。

通常、急性の軽い病気の場合には、2〜3日の服用をメドに症状の変化や改善の度合いを考慮して処方を考え直したほうが良いようです。症状がなくなればそれ以上服用する必要はありません。症状が長引いている場合には、同じ薬を1週間飲んで少しも快方に向かわないという場合には、選んだ処方が間違っている可能性があります。

慢性疾患の漢方治療では、その効果は、最低1ヶ月くらいは服用してからでないと判断できません。症状に大きな変化がなければ1〜3ヶ月間同じ薬を服用し、症状の変化を見定めて、薬を変えるかそのまま続けるかを判断します。

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